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院長の独り言vol.126-130
院長の独り言 その126 <ノーマジーン:2012年08月号>
地区懇と梅雨と内臓脂肪と
先日息子の学校の地区懇親会が創〇であり、妻と二人で出席した。数年前から参加し、他の父兄と(ほとんど母親ばかりだが)会食し、そのまま二次会にも参加している。娘の在学中からお世話になっている先生にお会いして教育論等いろいろ話を聞いたが、いきなり「息子が痩せてねー」と嬉しそうにダイエット成功宣言で挑発して来た。その息子は長男と同級生で成績もよく部活も頑張っている好漢だ。身長も180cm以上あるのだが体重も3桁以上あった。その彼が80kg台まで体重を落としたらしいのだ。ニヤニヤして聞いている妻がその話に相槌を打ちながら、「パパも最近二桁になったのよねー、ウエストが‥」と全然減らない私の下腹部を見つめていた。
先日妻と買い物に博多にドライブ、梅雨のためゴルフにも撮影にも行けない日が続いていたが良い気分転換になった。某巨大カメラ店に入り浸り、パソコンやカメラ等を見て装備充実計画を企てていた。時計コーナーを眺めていたら高級腕時計が怪しい微笑みを投げかけている、これも計画に入れておいた。
今年の梅雨は酷かった。クリニックの屋根の排水溝に長年のごみが溜まっていたため大雨の時に屋根から屋根裏に逆流して院長室の天井から壁伝いに漏水した。スタッフに後片付けを頼み、大雨の中屋根に上り、排水溝に手を突っ込んでゴミを掻き出し逆流を解消した。雷が鳴っていたので傘なんか使えない、当然ずぶ濡れであった。手も切ってしまった。天井の修繕費用で装備充実計画は頓挫したのである。
ズボンが狭くなって新調した。ビヤ樽体型になている。そこで方向転換。ダイエットを止めて基礎代謝をあげる事にしたのだ。筋肉をつけて体脂肪を落とすことを目標にジムに通うことにした。身体測定では立派な『肥満』もう無理の利かない年齢のためジムでは気分が悪くなり座り込むこともあった。装備充実計画も凍結し肉体改造計画を妻に話すと喜んでくれた、「レンズも買ったらと」言ってくれたが遠慮しておいた。妻はとても優しいのだが私の勘が警鐘を鳴らしていたのだ。今月はフランスから甥と姪がやって来る、今年は息子がフランスへ修学旅行へ行く。つまり、妻もフランスに行きたがる、先手を取られるな‥こんなこと考える私の脳にも内臓脂肪が溜まり始めているのかも。
院長の独り言 その127 <ノーマジーン:2012年09月号>
家が一番
フランスから姪と甥がやって来た。中3の姪は単身で2週間アメリカの親戚宅で過ごし、東京の親戚宅を周り久留米に到着。24歳の甥は、一度東京にやって来てからタイの友人宅に1週間滞在後、久留米に到着予定だったが、タイの空港に向かうタクシーがぼったくりで、文句を言ったため高速の途中でトランクと一緒に放り出され、携帯は盗まれ、飛行機には乗れなかった。そして再度チケットを取り直し、3日後に無事到着した。小学校の時から一人で久留米に来ていた甥や姪には、国際的だなぁと感心してしまう。
それに比べて我が家の子供達は、家にいるのが一番の「家大好き人間」だ。人生経験のために「一度、留学したら?」と妻は言うが、国外に行く事は子供達には拷問らしい。やはりバングラディッシュの後遺症だ。発展途上国の国を見せるべきと考え、息子は2回バングラディッシュのボランティアに行かせたために外国は汚くて怖くて、ご飯が不味い!と擦り込んでしまったようだ。甥や姪はヨーロッパや米国には行ってても発展途上国には行ってないので同列に語ってはいけないと思うのだがトラウマになっているようだ。マカオにもグアムにもついて来なかった。
「なんでうちの子達は留学しないのかな?私が行きたいくらいなのに」と先進国しか行かない妻は言う。「来年はお母さんも一緒にバングラディッシュに行こうよ」と誘った高1の息子に「ママはバングラディッシュに行ったら病気になって死ぬよ!それでもいい?」と断った妻。
我が子の国際化はなかなか難しい。「日本のご飯は美味しいよ!日本が一番!家が一番!」と言う子供たちに突っ込みどころ満載で複雑な気分の父である。
院長の独り言 その128 <ノーマジーン:2012年10月号>
20年以上前から編集もせずに撮り貯めたVideoHi8が劣化しないうちにデータを整理保存しようと思い立った。パソコンに取り込みデジタル化して編集するのである。ネットで調べて必要な機材を2回も購入して挑戦したが、画質が悪すぎて途方に暮れた。ある時、Hi8→Macbook→と2種類のビデオカメラを繋いで取り込む方法に気付き満足できる画質を手に入れた。
実際に作業を開始するとテープ故に撮影時間と同じ時間かけて取り込むことになり1本当たり40~60分かかった。その間妻や子供達が和室にセットしたMacBookの前でずーと大騒ぎをしていた。今でこそ写真やビデオ撮影が趣味の私だが、昔は妻が撮影係だった。子供達は映像を観て、自分たちが幼いころにどれだけ可愛がられたかを知り、とっても嬉しそうだった。妻は娘に「なかなかブチャイクな赤ちゃんやね~このブチャイクさがいいとよ。ママはめちゃくちゃ可愛がったよ」としっかり恩をきせていた。
映像には私の膝に乗ってご飯を食べたり、「パパだっこー」と駆け寄って来た幼いころの子供達がいた。あんなに懐いて可愛かったのに、子供達は「こんなに可愛がってくれてありがとう」と妻への感謝ばかりである。妻は声だけの場合がほとんどだったのに‥。「もっと早くに写真やビデオに興味があればよかったなぁ」と私。「過ぎたことは仕方ない。次は孫やね~」と妻。「孫ができたら追いかけ回すぞ!写真も撮って写真集も作ろう」とワクワクした。「酒臭かったり、たばこ臭かったら嫌われるよー。子供を追いかけ回すには体力付けとかないとねー。そのお腹では追いかけられないよー。長生きできないよー。」と妻と娘。ニコニコ顔で私のお腹に集中した二人の視線が痛かった。
院長の独り言 その129 <ノーマジーン:2012年11月号>
カメラ購入
妻と娘が瀬戸内海に浮かぶ直島に旅行に行った。一昨年は母娘で北海道へ行き、昨年の長崎軍艦島ツアーには私も参加した。今年は私があいにく参加できない平日となった。ホテルの空室の関係でその日程になったらしいが、特に興味のない場所なので二人を送り出した。 出発当日の朝早くにJR久留米駅に二人を送り、私も入場券を購入し、ビデオカメラ片手にホームまで見送った。娘の「お土産は何がいいの?」の間に「物はいらないから、ビデオや写真をたくさん撮って来て!」と答えると嫌な顔をされた。
留守番息子との二人の生活は彼の頑張りで結構快適だった。息子は友人と買い物に行き、私も買い物へ出かけることができた。
3日後、数百枚の写真と動画が撮影されたカメラをお土産に二人が帰宅した。早速自室で写真の整理、編集となった。どの写真も楽しそうで、旅を満喫している様子が伝わって来た。数日後、旅の記録は音楽付きのMOVIE&SHOWとなり、我が家のリビングで上映会となった。「いいなぁ~俺も行きたかったな~」と溜息交じりに呟いた。「やっぱり専属カメラマンがいないと撮影に追われて大変やったよ!」と妻。その一言で有頂天になりながら、妻の留守番中に購入した新しいカメラを思い浮かべニンマリする私だった。
院長の独り言 その130 <ノーマジーン:2012年12月号>
少女時代
忘年会の余興練習の時期となった。スタッフの出し物は毎度妻のひらめきで決定する。昨年は無謀だと思えたAKB48だったが、早くからの練習でなかなかの物だった。今年はさらにハードルを上げて少女時代のgeeに決まった。
課題が決まった後いつもの事ながら「少女時代は到底無理です!」と弱音を吐くスタッフに「去年もAKBは無理って言ってたけど踊れたやん!」と妻の一言で決定。まずは妻がダンスを覚えてスタッフに教えるのだが、予想外のテンポの速さに妻は苦戦。無理じゃないかと私の意見は無視された。なんとか挑戦するらしい。
で結局ダンスは簡単にアレンジされたが、それでもまだまだ難しい。特に足の動きがどうしようもない、運動不足の人間が多いのだ。次は音楽をスローにすることだった。そこで私に依頼が来た。少女時代のビデオをパソコンに取り込んで楽曲を抜き出しスロー再生して保存、親切な私は時間にして10%と20%遅くなる様にして渡した。
そして練習開始したがスローテンポになった曲でも駄目駄目である。妻のいつものがんばりで忘年会当日までに何とか形にするだろうが、テンションの低いスタッフ達にとっては地獄の猛特訓となるだろう。
簡単にされたダンスにスローな楽曲、もはや少女時代とは呼べない気がするが本番が楽しみであり、恐ろしくもある。忘年会本番はきっちり撮影して記録を残す。
因に今年の特訓の状況をビデオと写真で保存し昨年の忘年会本番の分も合わせてムービーを作る予定。妻やスタッフに嫌われそうなのでみなさんにみせられないのが残念だ。