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院長の独り言

院長の独り言vol.076-080

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院長の独り言その80    <ノーマジーン:2008年10月号>

「義姉様ゴメンナサイ」
大学生の甥が、東京のシャネルで研修生として働いた。6月末に我が家に来て、数日間たらふく食べて飲んで過ごし、「2ヶ月後には東京で痩せて帰って来るから、暑い東京で慣れないスーツ着んとイカンし、電車も混むやろし」と言い残してメタボな彼は旅立った。現地では何度となくモデルやホストにスカウトされたらしいが久留米に戻って来た彼はモアメタボになっていた。測ってみたらみたら何と10キロ増!驚きである。「コンビニが僕をデブにした」との事だった。少しでも空腹を感じればコンビニに駆け込んで買い食いしていたらしい。太りすぎだよと言うと「フランスに戻れば、絶対痩せるから!コンビに無いし!」と答える。是非食べたいと言うので帰国前日に彼のお気に入りのラーメン屋に連れて行った。で食べる食べる!ラーメン大盛、替玉2杯、餃子2皿である。更にコンビニで買ったアイスクリームを食べながら「あまりお腹いっぱいじゃないなぁー、日本は良いなー」と呟くのだ。膨らんだ腹とおっぱいを見ながら、ため息。義姉様ゴメンナサイ。

院長の独り言その79    <ノーマジーン:2008年9月号>

「私の写真」
昨年秋より、すっかりカメラにハマってしまった。以前はDVD鑑賞でリビングのソファーが私の居場所だったのに、今は4畳程の自室に引きこもりである。都会から自然へと外出先は変わり、帰宅後は自室で編集、そして家族にお披露目。来客があれば、もちろん大きな画面で写真のスライドショーとなる。
以前は子供達のカメラマンだった妻も、撮られる側に変わった。最初は喜んでポーズを決めてくれたのに、最近は全く意識してくれない。 そんな訳で行事の時にはもちろん、来客があれば撮影→お披露目。みんな自分の顔を見るのは照れてるが、結構嬉しそうだ。「気に入った写真があったら言ってね、亡くなっ時の慰霊用に準備しとくよ。」そんな妻の一言に引くのかと思いきや、がぜん一生懸命に写真を見出す。釣られて私も必死に自分の写真選びをしてしまった。でも私の写真はほとんどない。

院長の独り言その78    <ノーマジーン:2008年8月号>

「シャンプー」
小5の姪がやって来た。毎夏我が家に一ヶ月間滞在し、息子と同じ小学校に通っている。到着する2日前に電話で義姉から連絡が来た。「頭にシラミがいたので搭乗前日にシャンプーをした、持参させるので後は久留米で治療して欲しい。」とのこと。虫に弱く,チョー綺麗好きの妻は、「パパお願い〜」と言う甘い言葉で、私を姪のお風呂係を任命した。姪がフランスから到着後、念入りに頭髪チェック!幸い虫卵も虫体も見つからなかったので国産品も用意していたが、フランス製シラミ駆除シャンプーで洗髪開始。日本人の髪質と近い、ハーフの髪は細くて多くてとにかく絡みやすく洗いにくい。普通のシャンプー→シラミシャンプー→トリートメントと汗だくになりながら頑張った。お陰で、姪は「HIDEKI〜」とかわいい声で抱きついてくれる。でも私の手は荒れてカサカサになった。主婦手湿疹に「ゴム手袋使用!」と簡単に言っていた私だが、ちょっぴり奥様方の苦労を感じた私でした。

院長の独り言その77    <ノーマジーン:2008年7月号>

「彼女」
4月から木曜日が休診となり、河川敷の早朝ゴルフに行けるようになった。妻は都合が悪く付き合ってはくれない。最近ゴルフにはまっているスタッフがいて、一緒に回る事になった。早朝に我が家に集合し、「パパ良かったね!楽しんで来てね〜」と妻から見送られ、車2台で河川敷へ向かった。約二時間のハーフを終了し現地解散。帰宅してシャワーをして、妻の帰りを待ち、「終わったよ」とメールを送った。木曜日午後はランチをしている。二人でお茶をしていた時に、婦長から妻にメールが届いた。「友人から電話があり、崎濱先生には彼女がいるの?若い綺麗な娘と一緒にいたよと言われたので、それはスタッフです。ちなみに私の親戚です。と答えておきました。」私はフライデーされた芸能人の気分だった。何とも言えない気分の私を見て妻が「ノーマジーンの来月のネタが決まったね」と笑った。ヤレヤレ

院長の独り言その76    <ノーマジーン:2008年6月号>

「フレンチ」
国際結婚をしフランス在住20年の妻の姉一家が帰省した。姉や姪は年に数回帰省するが、家族揃っての帰省は2年ぶりだった。姉の帰省一ヶ月前には、必ず欲しい本のリストのFAXが届き、2週間前には下着、食品、薬など大量の欲しい物リストがFAXされてくる。妻はこのリストを「不幸のFAX」と呼び、時間とお金を使い姉のためにせっせと揃えるのである。
自己主張の国フランスで暮らす四人は、問題がおきると必ず「自分は悪くない」と主張し合い、日本人の私達は傍観者となる。お人よしの日本人の我が家は、いつもペースを乱され、さめた娘は「フレンチは大変だ!」と姉一家をフレンチ呼ばわりしている。日本滞在中、フレンチ達は広島、京都、奈良、東京とに旅行に行った。出発ギリギリまで荷造りを手伝わされ、旅立った時にはほっとした。 そして4日後、京都のフレンチから荷物が届いた。そこには大量の衣類があり、姪のかわいい字で「シャツとズボンはクリーニングです。ほかはせんたくしてください。」と書いてあった。ため息をつく妻を見ながら「頑張れニッポン!」と私はつぶやいた。

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